こんにちは、ねこきん(@nekokin37)です!
不動産鑑定士は文系の資格だから、数式が出てくる経済学が苦手な受験生が多いようです。
今回は経済学の勉強方法や気を付けるべき点についてお伝えしていきます。
(前提としてはTACの基本講義利用です!)
経済学で使う教材
TACの基本講義で配布される暗記レジュメ(インプット)
TACのA先生が自作したレジュメです。
インプットのベースはこれでOK。
暗記レジュメですが、経済学は理解が重要な科目なので名前に騙されないようにして下さい。暗記より理解です。
TACの経済学の基本テキストは使わなくて良いです。
厚い、重い、わかりづらいので物理的にも、精神的にも苦しい。
重要度が低い論点も載っています。
重要論点だけ取り出してある暗記レジュメで十分です。
石川本(インプット)
元Wセミナーの講師をされていた石川秀樹先生が書かれた本です。
暗記レジュメだけでは理解が苦しいところのサブテキストとして使います。
くどいと感じるくらい丁寧に説明してくれます。
なお、シリーズもので上級編や論文編もありますが、鑑定士レベルでは不要です。
(私も受験生時代に両方買いましたが、使わず終わってしまいました)
論文編では、答案の書き方もありますが、予備校のものと違っているためやり出すと手間が掛かります。
予備校の解答方法でも合格します。
わざわざ勉強の量を増やすことは止めましょう。
教養科目では深入り厳禁です。
また、YouTubeで講義を配信しており、動画で理解を深めることもできます。
FF7リメイク欲しい。
総まとめテキスト(アウトプット)
テキストという名前ですが問題集です(15問+α)。
難易度は高いです。
試験委員対策も含んだ内容となっています
総まとめ講義は3月~4月頃から始まるにも関わらず、結構な量+難易度高めのため消化するのが大変で結構焦ります。
私もこのタイミングでこんなこと言うてくんなよ!って感じで当時ストレスマックスでした。
みんな同じ気持ちなので、気負いすぎず頑張りましょう!
予備校の答練(応用・直前・全国模試)(アウトプット)
応用答練は問題ないレベルですが、直前答練・全国模試は見たこともない問題が出てくるため心が折れます。
本試験でもあり得る事象です。精神力を鍛える訓練だと思って頑張りましょう。
経済学の勉強方法
インプットを、暗記レジュメ・石川本で。
アウトプットは、各答練・総まとめテキストで。
過去問は使わなくてOKです。
本試験は試験委員の専門分野が出るので、過去問を解く必要性は薄いと思っています。
私が受験生のときは一つも解いていません。
試験委員対策は予備校にお任せしましょう!
暗記ではなく理解を徹底する意識が大事!
経済学は鑑定士試験の中で、暗記することが一番少ない科目です。理解が早い人は勉強時間短くても合格水準に達します。
覚えることといえば、どんなモデル(グラフの形)があるか位です。
逆に言うと、暗記では点数が載らないため根性論が通用しません。
わからない⇒暗記しちゃえ!
といった、暗記に逃げる勉強ではなくしっかり理解をするように心掛けましょう。
(専業など勉強時間を多く確保できる人ほどやりがちかも)
具体的な勉強法
経済学は基本的には以下の流れが勉強の基本です。
- モデル(縦軸・横軸の意味と曲線の形)の意味と形を覚える。
- 曲線を動かしてみる。
- 動いた理由を、文章で説明する。
- 動いた結果どうなるかを、文章で説明する。
ベースはこれだけ。
モデルを描いて、あとはそれを文章で説明する。
これをできるようにするのが経済学の基本的な勉強です。
モデルはめんどくさがらず手を動かしてドンドン描くことをオススメします。
勉強のときは定規なんて使わずフリーハンドでいいです!
この記事のおさらい
- 暗記レジュメをベースにインプット
- 石川本をサブテキストにして知識の補足
- 総まとめテキストで試験委員対策
- 各答練でアウトプットの練習
理解を重視した勉強を中心に、モデルをどんどん描いていきましょう!