こんにちは、ねこきん(@nekokin37)です!
今回は要約力を身に付ける本です。
ブログを書いていて、要約をうまくするコツがないかと悩んでいたときに見つけました。
要約のプロセスを分解して、順序だてて説明してくれていてわかりやすいです!
情報のまとめることが苦手な人
何を言いたいか自分でも混乱してしまいがちな人
『9割捨てて10倍伝わる要約力』の3分紹介
要約とは、あふれる情報をギュッとまとめるコトです。
本書は、タイトルに”伝わる”とある通り、アウトプットする力を身に付ける系の指南書です。
本書では「要約力」を、次の通り定義しています。
- 情報のポイントをつかみ、
- 場面に応じて、
- 簡潔かつ論理的にアウトプットする能力のこと。
各要素を見ていきます。
”情報のポイント”とは、収集した情報を整理して、情報の枝・葉の部分ではなく幹の部分を見極めるコト、情報の本質を捉えることです。
”場面に応じて”とは、伝える人が欲しているニーズによって、伝えるべき情報が変わることを示唆しています。
”簡潔かつ論理的”は、情報のポイントをつかむときに整理した情報から、必要な部分だけ抜き出し、筋道を通った流れで伝える必要があることとなります。
この要約する力は、3つのプロセスに分解でき、各プロセスをきっちりこなすことで要約力を鍛えるコトができます。
3つのプロセスとは以下のとおり。
- 情報収集(インプット)
- 情報整理(グルーピングと優先順位付け)
- 情報伝達(アウトプット)
各プロセスについて、深堀りしていきます。
情報収集
本書はアウトプットが最終目標です。
が、知識も情報もなければアウトプットなんてできません。
とにもかくにも情報収集(インプット)が必要です。
知らない・わからないことを人に伝えるコトなんてできません。
情報収集はさらに2つのプロセスに細分化できます。
- 情報を集める
- 情報の質を高める
『情報を集める』を要約してみるとこんな感じ。
- 信頼できるソース(情報源)から集めろ
- どうやって情報収集するのか ⇒ 答えは「アンテナを張れ」
- 情報を下にたてた、自分の意見・考え・仮説・予測も情報である
アンテナを張れ!は精神論ですが、アンテナ張ってないと情報は耳から耳へ素通りしていきますもんね。
本書では、随所で”自覚的に行動してね”ってことが出てきます。
自主的に・能動的に・主体的に行動することが一番効果があるということが一番伝えたいメッセージのようです。
自分の意見や仮説も情報って視点は目から鱗感あって個人的に好きです。
『情報の質を高める』を要約するとこんな感じかな。
- 情報に、WHY・HOW・IFの質問をぶつける
- 人間は思い込み・偏見がある。ということを自覚した上で情報を見ることで、思い込みリスクを避けよう(なんかソクラテスの無知の知みたい)
- 具体と抽象のやりとり
WHYとかHOWの質問をぶつけるは良く聞くやつですね。
なぜなぜを繰り返すことでモノゴトの本質に近づいていく~というやつです。
このWHYを繰り返す作業はなかなかどうして面倒くさいからサボりがち…(なぜこうなんだろう…わかんないよね!ってなることも多いし)
情報収集はこんな感じで、『情報を集めて』『情報の質を高める』というプロセスになります。
情報整理
次のステップは集めた情報を整理するプロセスです。
2つのプロセスに細分化されます。
- グルーピング
- 優先順位
集めた情報がバラバラのままだと、次のステップの情報伝達の時にスムーズにアウトプットできないから、キチンと整理しましょうということですね。
グルーピングのコツは、パソコンのフォルダに情報を入れていくイメージ。
優先順位付けは、何が大事な情報かを事前に準備しておくといったところかと思います。
情報伝達
3番目のステップは、アウトプットのプロセス。
もう一度、要約力の定義を確認してみると、
「要約力」とは、情報のポイントをつかみ、場面に応じて、簡潔かつ論理的にアウトプットする能力のこと
です。
情報収集・情報整理で下ごしらえは既に済んでいるので、後は”伝え方”と”何を伝えるか”ですね。
”伝え方”は、PREP法で良いと思います。
結論(Point)⇒理由(Reason)⇒具体例(Example)⇒再度結論(Point)という伝え方の代表的なフレームワークです。
この本にも書いてありました。PREP法は以下の記事でも取り上げています!
”何を伝えるか”は、伝える相手によって異なります。
その人が何を求めているのか次第。
では、どうすれば相手の求めていることを見抜けるのか?
答えは「空気を読め」的なニュアンスでした笑。
コミュ力ですね。ツラ…
要約の大きな勘違い!
最後に、とてもなるほどと気づきがあった一文を以下に。
要約と聞くと、「全体からまんべんなく情報を拾わなくてはいけない」と思い込んでいる人もいるようですが、それは大きな勘違いです。優先すべきは「幹→枝→葉」の順番です。
9割捨てて10倍伝わる「要約力」
確かに!
私も何かまとめといてって言われると、まんべんなく情報を拾ってきて整理した気になっていました。
要約では、幹の部分(抽象情報)を中心にまとめていき、枝・葉(具体情報)はバッサリ捨てる勇気も必要です。
今回の要約も、枝・葉情報の具体情報をあまり書かないようにしてみました。
今後のアウトプット
”要約する”という行為を、プロセスに分解して理解できたことが良かったです。
分解する作業自体が、抽象情報を具体情報への落とし込みですね。
この記事でも、自分なりに落とし込みを意識してみました。
要約力⇒情報収集・情報整理・情報伝達
情報収集⇒情報を集める・情報の質を高める
情報を集める⇒…
こんな感じ。
ちょいちょい精神論的なコトも出てきしたが、自覚的な認識を持ってやること!っていうのは必要なことですし、最もなので特段アレルギーもなかったです。
無意識になってることって言語化もできないから、人に説明できなかったりしますし。
要約力と自覚的に、この2つを意識して学びを活かしていきます。