こんにちは、ねこきん(@nekokin37)です!
今回は、鑑定理論の勉強ではどのテキストを使えばいいか効率よく合格に辿り着けるかについて紹介していきます。
こんな悩みについてですが、鑑定理論は予備校の基本テキストが一番良いテキストです!
予備校テキスト以上に受験勉強向きのモノはありません。
基本テキストを信じて使い倒していきましょう!
1. インプットは予備校の基本テキストが最適
インプットは予備校を使い倒せばOKです。
インプットに使う教材は2冊だけ。
- TACの基本テキスト(基本講座を申しこむと貰えます)
- 暗記用の小冊子
私が”理解の”インプットに使った教材はTACの基本テキストのみです。
TACの基本テキストは、見開き左ページに基準・留意事項、右ページに対応する解説が書いてあるスタイルです。
右ページには、基準にない“定番フレーズ”(例えば、不動産の地域性・地域の特性の短縮バージョン,市場分析の定義や試算価格の再吟味の定義など)も載っています。
重要なフレーズについては適宜暗記していきます。
重要なものは講義で講師が教えてくれるはずです。
鑑定理論の勉強は、以下の①~③のローテーションをグルグル回すだけです。
- 基本テキストで基準・留意事項の内容を理解
- 暗記用の小冊子と基本テキストを使って基準・留意事項,定番フレーズの暗記
- 過去問・答練でアウトプットの訓練
暗記の前に、必ず内容理解を行ってください。
理解できていれば最悪暗記できてなくても何かしら書けます。
また、短答式試験・論文式試験ともに暗記だけでは解けない問題が必ず出ます。
勉強を続けるていると、とにかく暗記!になりがちです。理解がまず最初ということを絶対忘れないようにしてください。
2. 暗記は鑑定評価基準の小冊子の方が便利
基準の暗記は、通勤などのスキマ時間に行うのが有効です。
基本テキストよりも、手軽に持ち運べる大きさの『小冊子』の方がオススメです。
大きくて重たいとスキマ時間に鞄から出すのが億劫になってしまい、勉強しなくなってしまいます。
暗記のコツは、
『覚えたいものを、同じモノで、期間をあけず、何度も触れる』です。
私は暗記用の教材として、
- 小冊子
- 定番フレーズをまとめたノート
の2つで対応していました。
暗記は一つの教材に集約して、何度も触れるようにすると効率的です。
3. 専門書は不要!アレコレ手を出さないこと!
不動産の鑑定理論に関する専門書などの書籍が多く出ています。
しかし、実務的な要素も濃く内容が難しくなっており非効率です。
受験テキストとしては予備校のテキストの方が充実しているので、受験勉強に専門書は要りません!
受験勉強に『要説』はいらない!
一番メジャーというか、実務者必携のものとして『要説不動産鑑定評価基準と価格等調査ガイドライン(通称:要説)』がありますが、要説を受験勉強で使う必要はまったくないです。
価格等調査ガイドラインに手をだすなんてもってのほかです!
そもそもTACの基本テキストは要説の重要なところを引用してわかりやすく編集して作られています。
なので、基本テキストでわかりにくい ⇒ 補助テキストとして要説を買って理解を深めよう!としてもほぼ効果ないです…
※私も受験生の時に要説を読んだことがありますが、時間のムダでした。受験テキストでもない専門書なので読みにくいだけで、理解が進むわけでもないです。
要説は論文試験に受かってから買いましょう!
なぜ他の教材に手を出してしまうのか?
鑑定理論のテキストでいろいろ手を広げてしまう人はおそらくこんな人かなと思います。
- 不動産鑑定士試験が必要以上に難関資格と思い込んでいる…
- いろいろやらないと不安…
- 同じテキストでマンネリ化している…
➊⇒ちゃんとした勉強方法で、勉強時間を確保すれば受かる試験です。めちゃめちゃ難関資格だと思って壁を必要以上に大きく感じる必要はありません!
❷⇒いろいろやっても消化不良で終わって、結局なにも出来ない…が一番ダメなパターンです。予備校テキストだけで合格レベルに達します。予備校を信じて!
❸⇒新しい教材で勉強するとまた一からやり直しです。予備校のテキストで間違いなく合格できますので、飽きがきても続けましょう(精神論です…!)
大島先生の『不動産鑑定評価基準の解説書』はアリ
それでも予備校の基本テキストだけでは理解できない、補助テキストが必要!って人には、大島先生の「不動産鑑定評価基準の解説書[上下巻]」がオススメです。
基準・留意事項の内容を嚙み砕いて説明してくれていて読みやすいです。
ベースは予備校テキストを使って、理解しにくい部分は大島本でフォローする感じで十分です。
この時、情報は一元化する方が良いので予備校テキストにメモ書きで集約するなど工夫すると記憶に残りやすいです。
4. この記事のおさらい
- 鑑定理論のインプット教材は予備校テキストと暗記用の小冊子だけでOK!
- 受験勉強に『要説』などの専門書は不要!
- 大島先生の『不動産鑑定評価基準の解説書』を補助テキストにするのはアリ
インプットに使うテキストは、①予備校テキストと②鑑定評価基準の小冊子で十分というお話でした!