こんにちは、ねこきん(@nekokin37)です!
鑑定評価は表計算ソフトのエクセルで計算します。
会社にいる時間の7割位はエクセルをガチャガチャいじってます。
つまり、エクセルの操作が早い遅いが、仕事の早い遅いに直結します。
エクセル関連の本は色々出ていますが、最初の一冊目は『外資系投資銀行のエクセル仕事術』がおススメです。
この本は関数やマクロの解説はありません。
それよりももっと大事な、仕事において「見やすく、ミスなく、速く」エクセルを使いこなすノウハウが詰まっています!
エクセル計算のミスを失くしたい。
とりあえず最低限必要なショートカットを知りたい。
『外資系投資銀行のエクセル仕事術』の1分紹介
仕事ができるビジネスマンのエクセルスキルは、複雑な関数やマクロを組めることではありません。
『見やすく、ミスなく、速く』
これが実現できることが最も重要なスキルと言います。
投資銀行では、企業分析や投資シミュレーションなりで数計算をとてもよく使うそうです。
著者は元投資銀行時代(モルガンスタンレー証券)にエクセルを徹底的に叩き込まれ、本書は投資銀行で合理的に作り上げられているエクセル術を紹介する内容となっています。
本書は3章(エクセルの具体的なテクニック)+1章(エクセル活用によるビジネス力up)の計4章構成。
- 見やすいエクセルにするためにはどうすれば良いか
- ミスのないエクセルにするためにはどうすれば良いか
- 早いエクセルにするためにはどうすれば良いか
- エクセルで数字に強くなると意思決定力が強くなる
『見やすい・ミスなし・早い』エクセル術の指南書ですが、その中でも『ミスを失くす』ことに一番焦点が当たっているように感じました。
ミスは一発で信頼を失うリスクの大きな行為です。
ミスを見つけるためには、見やすいエクセルが組まれていることが必要。
ミスを見つけるためには、チェックする時間を確保する必要もあって、そのためにも素早くエクセル操作ができることが有効になってきます。
ミスを失くすためにも、本書の提案するフォーマットやルール、ショートカットを駆使していくことが推奨されているんだと思います。
- セルに数字をベタ打ちする
- 数字に色をつけない
- 行,列やシートを非表示にする
- ショートカットを使わず毎回マウスを使って操作する
これらに心当たりある人はミスを誘発する可能性が高いです。
本書でなぜこれらをやっていはいけないのかを理解し、ミス撲滅対策が出来るので本書はオススメです。
ショートカットはまずは27個だけ!
3章の「早いエクセル」ではショートカットが27個だけ紹介されます。
必要なショートカットは各人の業務によって異なるので、まずはどの業務にも有効な最低限のものだけ身につけます。
後はその都度、必要なショートカットを付け足していけば良いです。
必要なショートカットを探すタイミングは、「なんか同じ作業を何回も繰り返してるな~」って思った時です!
なお巻末付録で27個のショートカットは一覧にまとまっています。そのページをコピーして会社のデスクに貼って、まずは27個覚えるのが良きかと思います。
実際、私も本書のショートカットは7~8割くらい使ってます。
今後のアウトプット
私の所属している鑑定事務所もめっちゃわかりにくいエクセルだらけなので、本書を研修資料として一度全員で目を通して欲しい位です(笑)
鑑定事務所ってどこもそうなんでしょうかね。。。
と言いつつ、自分の作ったエクセルがいつの間にか出回ってて、みんな使いにくそうにしてるから反省するところも多々あります。
ちなみに本書の良いところは、見出しとマーカ-太字部分だけ読んでいっても内容がわかるように出来ているところです。
「投資銀行ではこうだった」みたいな情報が結構散りばめられていますが、ぶっちゃけなくても良い情報です。
流し読みで見出しと太字マーカーだけ読むだけでも十分内容つかめますし、2時間と掛からず読めてしまうので非常に良書だと思います。
久しぶりに読み返した1冊ですが、身についてない考え方やショートカットがあったので、改めてわかりやすいエクセルを組めるように精進します。