こんにちは、ねこきん(@nekokin37)です!
今回は鑑定士試験を短期間で合格するためのコツについてまとめました!
不動産鑑定士の論文式試験は、合格まで数年かかる人もいれば、1年程度でサクッと受かってしまう人もいます。しかも働きながらで。
誰しも後者でありたいですね。
資格試験は、頭の良し悪し以上に間違った勉強法を取ってしまわないことが重要です。
間違った勉強法の代表的なものは、インプット偏重の勉強です。
インプット3、アウトプット7くらいの気持ちで勉強に取り組んでみましょう。
まずは全体をざっくり理解することから始めよう!
鑑定理論は全体像が見えてから、ようやく何たるかがわかってくる科目です。
初学習の段階では、わからないところで立ち止まるのではなく、浅い理解でいいからとにかく前に前に進みましょう。
1週目2週目3週目とテキストを読み返す回数を重ねるたびに見えてくる景色が変わるはずです。
次はメリハリをもって深く理解する
全体がざっくり理解出来たら、各章の内容の深堀をしていきましょう。
この時もいきなり完璧は目指しません。
予備校講師の言うAランク論点の理解・暗記からいきましょう。
予備校を利用する意義は以下の2つです!
- わかりやすい説明による理解度UP
- 重要度(学習の優先順位)の把握
理解度のチェックには『自分の言葉で、人に説明できるか?』をシミュレーションしてみてください。
頭の中で、自分を先生役をして、家族や友人を生徒役(頭の中で大丈夫!)にしてに説明する訓練をしてみると有効です。
説明がイイ感じに出来たなら理解はOKです!
Aランク論点の暗記後はすぐにアウトプットに取り掛かる
Aランクの暗記が終わったらすぐアウトプットです。
例えば、
総論5章のAランク論点を暗記をしたとすると、
次にすべきことはBランクの暗記ではなく、
総論5章の過去問に挑戦です。
過去問に挑戦しても全く歯が立たないと思います。
小問⑴~⑵程度、おそらく10~20点分くらいしか取れないハズ。
それでOKです。
出来なくてもいいので、早い段階でアウトプットの練習に入りましょう。
重要なことは、
気づきを得るコト!
出題傾向を知ることです!
『こんなことが問われるのか』
『この問いにはこう答えるのか』
“問い”と“解答”の関係を知ることで、暗記に意義を見いだすことができて、結果として暗記ができるようになります。
脳は、脳自身が「意味がある」と思うことしか認識できない。そしてその「意味がある」と思うかどうかは、「そのようなことが意味をもつ場面にどのくらい遭遇してきたか」によって決まる。
イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」
暗記は『こんなことが問われたときに吐き出すためにする』と意識しながら行うと、アウトプット力・答案構成する力もついてきます。
ここは重要なので、しつこく繰り返しますが、
Aランクしか覚えてないからまだアウトプットはやらない。
ではなく、
Aランクだけでも覚えたらアウトプットに挑戦してみて、何が重要か・何が出るのかに気付いてください。
インプット3、アウトプット7の割合を意識していきましょう。
同じ作業の繰り返し
ここまでが一連の流れです。
後はこのルーティーンを繰り返すのみです。
他の章のAランク論点を終えたら、
Bランク論点へ
余裕があればCランク論点へ
(Cランクは学習時の確保が難しいという方であればバッサリ捨てるのもありです。中途半端が一番点数延びないパターンです)
但し、鑑定理論のCランク論点と、教養科目のAランク論点では、後者の方が重要なので学習の全体バランスに注意してください。
Bランク論点まで理解も十分な状態で暗記が進むと、点数が6割超えで安定してきます(問題によっては8割超えもできます)。
鑑定理論は他の章と章の関連がわかって解けるようになるので、地道にできる論点を増やしていきましょう!
この記事のおさらい
- まずは全体をザッと流すように学習を進める
- 次に、各章ごとのAランク論点を深めていく。
- すぐにアウトプットに入って『どんなことが問われるのか』『その問いにはどう答えるのか』を学ぶ
- 後は②~③の繰り返して、Bランク、余力があればCランクへ
余談ですが、私の前年のトップ合格者は信託銀行組で勉強は10月から始めて1発合格。試験直前はやることないから総まとめテキストを丸暗記してたそうです。東大出身。
前々年のトップ合格者は働きながらの1発合格(全国模試は全科目1位?)。大学は出ていないそうです。
世の中には天才がゴロゴロいますね…