こんにちは、ねこきん(@nekokin37)です!
不動産鑑定士の試験において鑑定評価基準の理解・暗記は避けて通れません。
特に暗記については以下のような多くの悩みがあると思います。
- どうやって暗記してるのか?
- どれくらいの量・精度で暗記してるのか?
- いつまでに暗記は終えているのか?
今回は基準(留意事項も含みます)の暗記についてフォーカスしてお伝えしていきます。
暗記は「口に出して、読んで覚える」
みなさんは暗記をどうやってしていますか?
暗記の方法は大きく2つあります。
- 読んで覚える
- 書いて覚える
私がオススメするのは、断然、読んで覚えるです!
付け加えるならば、黙読ではなく“口に出して”読んで覚えるです。
合格者についても8割以上は読んで覚える派だと思います。
論文試験は暗記することが多く、書いて覚えるをやっていると復習の時間が足りません。
最初のころは何とかなっても、勉強が進めば進むほど復習する範囲が広くなります。
そうなってくるととてもじゃないですが、書いて覚えるだと間に合わなくなってきます。
暗記のコツは、
『覚えたいものを、同じモノ(同じ教材)で、期間を空けず、何度も触れる』です。
書く暗記だと、”何度も触れる”が出来ません。
忘れたころの復習では毎度ハジメマシテになってしまって、暗記が進まなくなってしまうんです。
基準の暗記は目標7割!
合格者がどれくらい基準を暗記していたかというと、概ね6~8割位がボリュームゾーンだと思います。
7割の暗記を目指したというより、『合格レベルになる頃には7割位覚えていた』が正しい表現です。
7割の暗記を目指すわけではなく、結果としてそうなっていたというだけで、暗記7割を目標!はあまり意味ないかもしれませんが、到達点の一つの目安として参考としてみてください。
ちなみに7割というのは、“どこでもまんべんなく7割程度覚えている”という意味ではなく、
- 原価法の定義は100%
- 建物の再調達原価の求め方は70%
- 区分地上権の留意事項は0%
といった感じでメリハリがあって、ならすと7割位かなぁといったイメージです。
暗記の精度は、「てにをは」は不要。定義は正確に!
暗記の精度に関してもよく質問されますが、いわゆる「てにをは」までは不要です。
意味が概ね合ってたら問題なしです。
ただし!“定義だけ”は一語一句まで正確に覚えてください。
定義は、論文の序盤に書くことが多いです。
ここが不正確だと『この人はちゃんと理解できているのか?』と疑った目線で採点されてしまうことになります。
その後に細かいところでミスが目立ってくると、やっぱりわかってないなとバッサリ切られてしまいます。
論文試験1ヶ月前には1週間で1周を目指そう
いつまでに暗記が完了していればいいか不安になる人も多いです。
暗記した基準をどれくらいのペースで回すか・回せるようになるかが重要な指標です。
最終の直前1ヶ月前には、1週間で1周できるスピードが理想です。
トップレベルの人だと3~5日くらいで回していると思います。
そんなに早く回せるの?って思うかもしれませんが、暗記が進めば進むほどスピードは劇的に上がっていくので出来るようになります。
- 5月頃で2週間で1周
- 7月頃で1週間で1周
これを一つの目安に準備していくと良いと思います。
【ご参考】暗記のローテーション
私の場合、以下のローテーションで回していました。
相性が良い章同士をくっつけることで横断的理解に役立ちます。
この記事のおさらい
- 暗記はどうやる? ⇒ ”口にだして読んで覚える”がオススメ。
- 暗記の量はどれくらい? ⇒ 合格者は7割位が多い。重要なのはメリハリ!
- 暗記の精度は? ⇒ “てにをは”までは必要なし!定義だけは原文通りを目指そう。
- 暗記はいつまでに? ⇒ 論文試験1ヶ月前までに1週間で1周回せるのが理想。
暗記するためには、理解をしようとする意識も働いて結果として鑑定理論の理解も進みます。
暗記は覚えた分だけ点数が伸びます。
しんどいですが、頑張れば頑張った分だけ成果がでますので頑張ってみてください!