こんにちは、ねこきん(@nekokin37)です!
今回は文章力を向上させるための本です。
私は鑑定評価書という報告書(マーケットレポートに近い)を書く仕事をしてますが、もっと上手く文章を書けるようにならないものかと思い、本屋で手に取った一冊です。
文章が「書けない」。
その原因は考えながら書いてしまうことにあります。
つまり、書く前の準備によって克服することができます。
本書には、「書けない」から、読まれる文章を書けるようになるヒントが77個詰まっています。
書きたいことがまとまらない。
書きたいことをうまく伝えられない。
『新しい文章力の教室』の1分紹介
本書が一番伝えたいメッセージはこちらです。
『文章を書きはじめる前に、テーマと骨子を考える』
文章を思いつきながらやみくもに書きだすと以下のようなデメリットがあります。
- まとまらない
- 伝わらない文章
- 早く書けるときもあるけど、泥沼にはまったら4時間も5時間も書き終わらないことも
そんなリスクを避ける方法が『書きだす前に、テーマと骨子を考える』です。
本書は5章の構成ですが、文章が書けるようになるコツは1章に集約されています。
1章で文章を書けるようにするためには、『書きはじめる前に、テーマと骨子を考えること』を訴え、具体的な方法論が紹介されます。
まずは、何を伝えたいのかというテーマを決める。
次に、テーマを説明できるよう骨子を作る。
骨子とは、テーマを説明できる要素を集めてきて、その要素をどれから書くか、その要素をどれだけ書くかを決める作業です。
骨子の作業をまとめると以下の3つ。
- 要素の収集
- 順番決め
- 集めた要素をどこまで採用するか
テーマから骨子の作成までの手順を誰でもできるよう型(フレームワーク)に落とし込んでモノを”構造シート”と紹介されています。
構造シートを使えば、テーマ・骨子がキレイに仕上がって、あとは要素に文章を肉付けしていくことで読まれる文章の完成です。
構造シートを使えば論理的な文章が書けるようになります。
2~4章は、こんな表現を使うと読みにくい・伝わらない・幼稚になるため、止めましょうと注意喚起しています。
~した。~した。~した。こんな感じで同じ文末が続くのはNG
暑いので、汗をかきたくなかったので、カフェで時間を涼んでいたので、遅刻した。のでので文もNG(もはや文章としてもおかしいですけど)。
こういった文章は結構書かれていたります。
5章では1~4章を守ることで読みやすくなった文章に一工夫加えることで、さらに読まれる文章になるテクニックが紹介されます。
本書は77個のテクニックが紹介されますが、心掛け次第みたいなものも多く、即実践に使えます。
一緒に読まれる文章を目指しましょう!
今後のアウトプット
本書では面倒くさがらずに考えてから文章を書きましょう!と何度か注意喚起なされます。
せっかく解決策を提案しているのに、おっくうに感じてしまうことで考えながら文章を辞めない人が多いんでしょうね。
私もめんどくさがりで考えながら書いてしまうクセがあるので、一呼吸おいて文章を考えるようシフトしてみます。